2014_05
10
(Sat)11:11

【頂戴品】笑う愚者

私の大好きサイト六華のけんじ様より3カ月のお祝いにとお話を頂戴しましたっ!

もう、大興奮です!

私の恋する愚か者シリーズ「愚か者の幸せ」の続編となっております。



「悩みの音」 → 「愚か者の幸せ」前編 ・ 後編 、このお話となります



私の駄文に、けんじ様の色を足したらこんな素敵な感じになるんですねえ~。

もうニマニマしてしまって、この週末日常生活を送れるのか不安です。


ご感想はけんじ様のサイトへ直接どうぞ!!!

素敵サイトですので、ぜひぜひほかのお話もご堪能ください!!!



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■笑う愚者【頂戴品】


ベットから出ようと足を下ろした蓮は、左足親指の爪が色付いている事に気が付いた。

この色は

紛れもなく自分がミラノのお土産に渡した彼女の色で。
腕の中で眠る彼女をずっと見つめていたいと思いつつ意識が遠のいたのは朝方で、おまけに最近は彼女の気配さえあれば激しく雷が鳴ろうとも大きな地震があろうとも…実際にはまだ無いが…ぐっすりと熟睡してしまうのだ。
そんな眠りの中で悪戯されたんだろう。恋人の独占欲を表しているようでいっそ全部塗ってくれればと思うが慎ましやかなあの性格からそうは思っても爪の一つが精一杯だったのだろうと考える。
彼女の事だから自分のスケジュールはしっかり把握していて今日ならばと仕掛けたに違いない。その彼女は既に出掛けた後で。
仕返しをしなくては。
頭の中でざっと今日の仕事内容を確認した蓮はくすりと笑った。

街中の大きな大きなアルマンディのポスターの前でキョーコは叫び声を上げそうになった口を慌てて手で覆った。
勿論その爪には彼が選んでくれた自分の色が塗られていて。それを確認すると恐る恐るもう一度仰ぎ見た。
ポスターの中の彼はオフィスに居るにも関わらずスーツの上着を肩に掛けてネクタイを解くどころかシャツのボタンまで外していて。あり得ない事に靴も靴下も脱いで大きく重厚な机の上にどっかりと腰を下ろし足を組んで書類に目を通している。
やや斜め上方から撮られたそれには美しい素足がしっかりがっつり写っていて。
自分の悪戯もしっかりがっつり写っていた。
おかしい。何がおかしいって全てが。
確かにあの日アルマンディの撮影がある事は知っていた。それが新作のスーツの撮影で、どこぞの大きくて立派な会社のオフィスを借りてする事も。
確かに三枚の内他のモデルと写っている二枚はばりっときっちりスーツを着ていて如何にも仕事してますと写っている。しかしこの彼一人が写っているポスターが。
こんな筈では。
駄目でしょうオフィスでしかも仕事中にそんな格好しちゃ社長に見つかったら肩叩かれちゃいますよっていやいや敦賀さん今回は堅いイメージの仕事だって言ってませんでしたっけなのに何でこんな色気たっぷりのいやいやそれより。
すっかりパニックになったキョーコは鞄から携帯を取り出すと発信履歴の一番上を押した。

言葉にならない声を聞き蓮は声をあげて笑った。
仕返し成功。
キョーコには言っていなかったがアルマンディの本社から広報担当者が来る事になっていたのだ。遊び心を充分に知っている彼の前で蓮はわざと靴下を脱いだ。
ちらりと確認した彼はにやりと笑うとこれまたわざとらしく連れて来たスタイリストをひざまづかせ。こうして出来上がったのが"仕事もプライベートも充実した男が着るスーツ"とい今の蓮にぴったりのポスターという訳だ。
「何時ものサインだよ?」
いや違うあれは悪戯で大体サインはこっそり誰にも気付かれないようにするものでと携帯から流れる声を聞きながら確かもう量が少なかった筈だと考える。
改めて何かプレゼントしよう。そう、彼女が自分に悪戯を仕掛けるような。

そして堂々とその仕返しができるような。



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けんじ様、本当に有難うございます!

敦賀さーん、幸せいっぱい!ばんざーい!!!


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