2014_06
11
(Wed)12:05

紳士も淑女もそれぞれに(後編)【B.P.D加盟作】

2014/6/11初稿





■紳士も淑女もそれぞれに(後編)【B.P.D加盟作】




「ねえ、これすごくない?」
「やだっ、大原さん!これどういうシチュエーションで使うんですか?」
「!!!」

どうやらかなり過激なデザインだったのか、固まったキョーコの横で囁きあう愛理と逸美

「…とか?」
「…じゃないですか?…なら…ですよね?」

囁きあいながら視線は蓮と貴島、緒方の間を行ったり来たり
貴島と緒方は3人の視線がいたたまれず、酒を急ピッチで煽っている

「お2人ともペース早いんじゃないですか?」
「この中で普通に酒が飲める敦賀君が普通じゃないの!なんで?モデルやってるとこういう視線が日常茶飯事なわけ?」

そんなことないけど、と蓮は苦笑した

「最上さんに視姦されるので慣れてるからね」

その言葉に貴島が反応する

「視姦?やっぱり2人ってそういう関係?」
「ええ?そうなんですか?」

蓮はそれには答えず曖昧に笑って、お通しのダダチャ豆をつまんだ。

「なんだよ~はっきりしようよ。誰にも言わないからさ」
「そうですよ。僕DMの頃から気になってたんですよ」
「え?監督、そうなんですか?DMのいつ位?」
「軽井沢ロケの辺りから…」
「そりゃまたなんで?」

緒方は言いにくそうに蓮を横目で見た

「僕も知りたいですよ。教えてください」

蓮が笑って続きを促すと、いや、その、と緒方は続けた。

「偶然ロケバスに荷物撮りに行ったとき…中で…」

そこで蓮ははたと気づいた。

「あ~それは…」
「なに?なに?なに?」


逸美のスマホを覗き込んでいたキョーコはふと顔を上げた
向かいに座る男性陣がなんだか盛り上がっている。蓮が珍しく少し取り乱した様子で必死に弁明して、それを貴島がからかっている様子はなんだか年相応の若者だ。

「なんだか…あっち楽しそう」

ポツリとつぶやいたキョーコだったが、「京子ちゃん、これすごいよ!みてみてっ!」という愛理の声でB.P女子会に思考は戻っていった。


そして・・・さらに1時間後
完全に酒とパンツに呑まれた、緒方、貴島、愛理、逸美の4人がそれぞれのスマホを前にして話し込んでいる。
その傍らで時折会話に参加しながらマイペースに飲む蓮
ちなみにキョーコはトイレ休憩中である。

「やっぱり、最初は清楚な感じのやつがいいよ。」
「同感です」
「ほら、こんなの♪こんなの♪」

そう言って貴島が愛理と逸美に見せたのは、女の子の下着の通販サイトが映し出されたスマホ
ほんの1時間前まで“セクハラ行為”だったはずなのだが、アルコールによってそんなモラルはどこか旅に出たらしい。

「え~っ、そういうのが夢って鬱陶しいです」
「そうよね。白っぽい下着って、いかにもって感じよね。それに濃い色のアウター来た日にはチラリと見えたりしたら妙にいかがわしいし」
「それにこのレースのゴテゴテしたのって、ぴったりしたアウターだとラインでちゃいますよね」
「だからって、愛想のないTシャツブラはなんか哀しいよね」

緒方もうんうん、と同意する

「じゃあ、100歩譲って最初はその清楚ブラでいいとしても、いつもそれを期待されると困るんです」
「服とかこっちの都合も考えて欲しいわよね」

貴島が口をとがらせた

「じゃあ、男の事情だって気にしてほしいですよね。監督」

これまたウンウンと頷く緒方

「なんですか?男の事情って」
「普段はボクサーパンツにおさまってても、家に帰ったり、暑い時期だと解放されたいっていうかさ」
「え?貴島さん?家では裸?」
「違う違う!たまにはトランクスやステテコで開放感を味わいたいっていうかさあ」
「えーっ」
「家だからいいじゃん」
「その油断がオジサン化のはじまりですよ」
「じゃあ、言うけど、あのキャミにブラカップがついたやつはいただけないね」
「なんで?楽だし、ライン綺麗じゃない」
「脱がせにくいし、もう一枚っていう楽しみがないの!」
「やっだーっ」

トイレから帰還したキョーコは少し躊躇した後、蓮の横に座った。

「盛り上がってますね」
「そうだね」
「敦賀さんは…」
「ん?何?」
「どういうのが好みなんですか?」

何の好みかなんて、聞くまでもない

「そうだなあ…白も清楚でいいし、濃い色もラインがきれいだよね。シンプルなデザインも結構好きだよ」
「なんでもいいってことですか?参考になりません」

キョーコは頬を膨らましながらぶーたれる。その様子を愛おしげに見つめる蓮は、だってさ、と続けた

「見かけも勿論大事だけど、一番大事なのは中身だろ?」

下着の中身なんて一つしかない訳で…
蓮の視線が意味ありげにキョーコの顔から下に下がっていく

「ははははははははh…はれん「あー」」

蓮が机に開かれたままになっている『onon』をみて声を上げた。開かれているのは様々なB.Pが紹介されているページ

「…どうしたんですか?」
「いや、今日俺が履いているのとそっくりなデザインがあるなあと思って」
「え、どれですか?」

蓮のB.Pは黒やグレーが多かったはずだ。こんなバラエティに富んだデザインのものなんてあっただろうか?

「当ててご覧」

そういわれると、負けず嫌いなキョーコは必死になった

「これ?それとも…これですか?」
「さあ?どうだろ?」
「ヒント!ヒントください」
「ん~」
「あ、これ、これどうですか?」

カラフルだか上品なデザインのものを指差した

「答え、知りたい?」
「知りたいですよ~焦らさないでください!」
「じゃあ…」

雑誌の上のキョーコの手を蓮の手が覆って、キョーコの耳元に寄せられる蓮の唇

「今夜、俺の部屋に泊まったら…その時答え教えてあげる」

キョーコは真っ赤になり、雑誌に置いていた手を引っ込めた

だけど
確かに小さくうなずいた。

蓮は一層愛おしげにキョーコを見つめ、雑誌の上に取り残された手がキョーコを追って、机の下で絡み合う


「どうしたんです?監督」

下着談義の真っ最中に一点を見つめて黙った緒方に貴島が尋ねた

「いや、なんか、あっちはいい雰囲気かな…と」

視線の先は微笑みあう2人

「そんなことより。逸美ちゃんの男性に履いて欲しい一押しB.Pはこれみたいですよ」
「え、百瀬さん、そういうの好きなの?」
「ちなみに私はこれですよ~」


みなさま それぞれ

楽しい夜は これから これから…




(fin)





敦賀語に変換されていますが、「俺のパンツ見たければ部屋に来い」ですよ…
もし成立前なら、男女ともに説教しなきゃいけません

関連記事
スポンサーサイト

コメント

4. Re:おパンツそれぞれ~♪

>saoさん
確認する前に、もうそれどころじゃないことになってるような…

緒方監督は白ですよね!。
酒の入った大原さんにセクハラとかされてなきゃいいのですが…

2014/06/12 (Thu) 00:49 | ちょび | 編集 | 返信

3. おパンツそれぞれ~♪

お邪魔致します。

蓮さんのB.P確認しちゃったであろうキョコ♡
説教されないように成立後でありますように♪

このあとも盛り上がったんでしょうね~(*´∀`)酒入っても半泣きな緒方監督(白B.P希望)に萌ました!
ありがとうございます。

2014/06/12 (Thu) 00:40 | sao | 編集 | 返信

2. Re:これから!

>mokaさん
どんなセクハラ言葉でもなんだか素敵に聞こえる…それが敦賀語!
濃いですよね~。ただただ皆様のBP愛に圧倒されてます

2014/06/12 (Thu) 00:25 | ちょび | 編集 | 返信

1. これから!

お説教しましょう!
敦賀語恐るべしですね(°д°;)

にしても、楽しそうな6人のやり取り、ウェイトレスか隣のテーブルに参加していたいです。
みなさんの一押しを覗き見したい!!

B.P.D発足1週間ですね。1週間とは思えない濃さにビックリしていますが、まだまだ、これから~楽しみですね!

2014/06/11 (Wed) 15:58 | moka | 編集 | 返信

コメントの投稿

非公開コメント

トラックバック